SATAID
SATAIDとは、衛星画像の解析ツールで「サトエイド」と呼ばれます。
気象庁の開発チームにより作られたソフトで、市販の雲解析事例集(気象業務支援センター)や
衛星画像月報(同)に使われており、気象台で使われてきたものです。
水蒸気画像や赤外画像、可視画像、差分画像などを切り替えて見られ、動画や階調変更を行ない
「雲解析」ができます。
雲画像を動画で見ると地形により停滞する雲が見えたり、雲パターンの変化から、低気圧や台風の
発達などがよくわかります。気象庁の衛星センターのホームページに英語版の紹介があります。
リアルタイム画像をオーストラリア気象局のサーバーから自動的にダウンロードし、毎時の画像を
動画で見られるようになるので、右のダウンロードの案内に従いぜひ試してください。
- SATAIDのプログラムを気象衛星センターからダウンロードしたい人はこちらから(英語版)>>

バージョンアップ情報
バージョンアップされたSATAIDのプログラムをダウンロードしたい人は、こちらから(日本語版)


動画画像をリアルタイムで見られるSATAID

~2012年5月21日金環日食 当日のSATAID画像~
23UTCで瞬間的に画面が黒く見えているは、金環日食のタイミングで月の影が映っているためです。
白丸の中の霧は、可視画像では表面が滑らかな白色の領域となって見えており、
動画では消えていくところもあるので形の変化がよくわかります。
高気圧があるところでは、中心付近の下降流に対応して、霧や下層の雲が消えながら
高気圧のまわりで、時計回りに吹き出す風の流れにより動くのがわかります。